専門家からの懐疑論が根強く存在する一方で、堀氏が立ち上げた「日本ショートスリーパー育成協会」には、これまでに数千人を超える受講生が詰めかけている。受講生の中には、かつて7時間以上寝なければ体が持たなかったという会社員や、勉強時間を確保したい受験生、育児に追われる親などが含まれており、実際に睡眠時間を4時間や3時間以下に短縮できたと報告する声が絶えない。
受講生たちが口を揃えるのは、単に「無理やり起きている」のではなく、「目覚めが爽快になり、日中の眠気がなくなった」という感覚だ。もちろん、挫折する者や体調を崩して元の睡眠時間に戻る参加者も一定数存在する。しかし、短時間睡眠を再現可能な「技術」として体系化しようとする彼の試みが、多くの人々に現実的な影響を与えていることは無視できない事実だ。