三線専用の楽譜「工工四」は、漢字一文字が弦と勘所の組み合わせを表すタブラチュア譜の一種です。近代五線譜とは異なり、上から下、右から左へと読み進める縦書き構造を持っています。三線の演奏を始める前に、まず調弦と表記記号のルールを正確に把握しておく必要があります。
『三線の花』の基本チューニングは最も標準的な本調子(男弦=C、中弦=F、女弦=C)です。基準ピッチは女性ボーカルや原曲のキーによって変動する場合がありますが、独学の練習段階では「C-F-C(実音でド・ファ・ド)」に設定するのが標準的です。
工工四に記載される四角い枠(マス目)は「1マス=1拍」のリズム単位を示します。何も文字が入っていない空白マスや「・」などの表記は休符や音の保持(伸ばし)を意味します。『三線の花』はゆったりとした4拍子進行であるため、メトロノームを用いて1拍ごとの枠を正確に捉えることがリズムの安定に直結します。