近年の生活家電業界において、節水性能と高い乾燥能力を両立させた製品が主力となっている。中でもパナソニック株式会社の「Cuble」シリーズや株式会社日立製作所の「ビッグドラム」をはじめとするドラム式洗濯乾燥機は、爆発的な普及を見せている。
しかし、ドラム式はその構造上、縦型洗濯機に比べて使用水量が極めて少ない。そのため、排水トラップへ流れ込む水の勢いや量が抑えられ、封水が減りやすかったり、糸くずがトラップ内に溜まりやすかったりする傾向がある。また、強力な温風で乾燥させる際、機内が負圧(外部より気圧が低い状態)になり、排水管からの空気を引き込んでしまうケースも報告されている。メーカー各社も説明書で定期的な排水トラップの清掃や特定の運転モードの活用を推奨しているが、ユーザー側のメンテナンス習慣と機器の進化との間でギャップが生じているのが現状だ。