平日の19時、店内を見渡すと意外な光景に目を奪われる。客席の半数以上を占めているのは、20代から30代の女性グループやカップルだ。かつての煙が充満し、服に強い匂いがつくようなホルモン店の姿はここにはない。
無煙ロースターの全席完備はもちろん、コンクリート打ちっぱなしのモダンな内装や、ナチュラルワインやクラフトサワーを揃えたドリンクメニューなど、空間全体のプロデュースが徹底されている。「髪や服に匂いがつかないから仕事帰りでも気軽に行ける」「インスタ映えするのに本格的」といった声がSNS上で拡散し、これまでの「おじさんの聖地」という固定観念を完全に崩壊させた。客層の拡大が、そのまま売上の底上げへと直結しているのだ。