主要な発着拠点となるのが、交通アクセスに優れた大阪南港コスモフェリーターミナルだ。夕刻から夜にかけての出港スケジュールが組まれており、船内でゆっくり夕食を楽しんだり展望風呂に浸かったりしている間に、船は紀伊水道を抜けて太平洋へと乗り出す。
翌朝、大隅半島の玄関口である志布志港フェリーターミナルに静かに着岸する。この14〜15時間に及ぶ夜行航路は、日本の優れた海運・旅客運送事業のネットワークを象徴する重要なルートだ。国内の長距離フェリー市場においても、物流と旅客の両面を支える社会インフラとして極めて価値が高い。
一般社団法人日本旅客船協会のデータや最新のダイヤでも示されている通り、運航スケジュールは季節や天候によって若干の変動がある。そのため、出発前には公式の時刻表と最新の運行状況をチェックしておくことが欠かせない。船上での優雅な夜明けを迎え、目の前に広がる志布志の海を目にした瞬間の感動は、格別なものがある。