今の訪日層の中心である20代や30代前半の若者たちは、かつての激しい日韓対立を肌で体験していない世代だ。彼らにとって日本は、「歴史問題で争う国」である前に、「アニメやゲーム、ファッションの先進国」である。
彼らは幼い頃からYouTubeやNetflixを通じて日本のカルチャーに自然に触れて育ってきた。政治的なイデオロギーよりも、個人の「好き」を最優先する。そのため、政治的なニュースを見て眉をひそめることはあっても、それが「日本旅行に行かない理由」には直結しないのだ。彼らにとって、日本への旅行は純粋なレジャーであり、政治的なメッセージは一切含まれていない。