かつて日本中を沸かせた「わんぱく広場冒険王国」の記憶を現代に受け継ぐ動きが各地で加速している。かつて万国博覧会で熱弁を振るった芸術家・岡本太郎が提唱した「人間性の解放」や「生命の爆発」というテーマは、現代の公園設計の根底に今も脈々と流れている。
既成概念にとらわれない造形美と、自発的な遊びを誘発する原初的なエネルギー。単に安全なだけの箱庭ではなく、挑戦と発見が同居する空間づくりには、岡本太郎の美的哲学が確かに息づいている。無骨な木材や巨大なロープ構造のコントラストが、訪れる者の創造力を刺激してやまない。