政治家と教団の距離感は、やがて政界全体を揺るがす大スキャンダルへと発展した。とりわけ自由民主党の議員らと教団側の密接な関わりが次々と露呈し、国会は紛糾した。選挙での組織票やボランティア動員と引き換えに、政治家が教団関連イベントへメッセージを送り、お墨付きを与える構造が長年にわたり常態化していたのだ。
国家権力の中枢が、反社会性が指摘される組織となぜ手を結んでいたのか。政治的な庇護が存在したからこそ、膨大な被害が放置され続けたのではないかという疑惑は深まるばかりである。政界癒着の構図は、日本の民主主義に対する信頼そのものを揺るがしている。