フロントガラスのヒビで車検落ち?合否基準とリペア費用・保険の損得

フロントガラスのヒビで車検落ち?合否基準とリペア費用・保険の損得

フロントガラスのヒビで車検落ち?合否基準とリペア費用・保険の損得について押さえておきたい ポイントを分かりやすい構成で解説いたします。

車検を通すための飛び石傷の許容範囲と車検の基準において、一般的にリペア施工による合格が認められる物理的ボーダーラインは「500円硬貨で完全に隠れるサイズ(直径約2.5cm以内)」とされています。ただし、形状やクラックの深さによってフロントガラスのひび割れにおける補修限界は厳密に分かれます。

フロントガラスは2枚の合わせガラスの間に強靭な中間膜(PVB膜)を挟み込んだ3層構造になっています。飛び石がヒットした際、表面のガラス層だけに留まる「パーシャルブルズアイ(半月状の欠け)」であれば、レジン液の浸透による強度復元が可能です。しかし、星型に亀裂が四方へ走る「スターブレイク」や、複数のクラックが複合した「コンビネーションブレイク」の場合、内部の中間膜まで衝撃が達していたり、微細な亀裂の先端に圧力がかかっていたりするため、リペア作業中の加圧でヒビが伸びて補修不能に陥るリスクを伴います。

また、ディーラー車検におけるフロントガラスの傷の判定は、民間の格安車検チェーンやガラス専門店と比較して著しく厳格になる傾向があります。ディーラーは車検合格だけでなく、次回の点検(1〜2年後)までの走行安全性を保証する立場を取るため、少しでもクラックが伸展するリスクがある傷に対しては、リペアを断り「Assy(アッセンブリー)全交換」を見積もり提示するのが通例です。

中島 亮太
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中島 亮太

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。