ふたりの原点を語るうえで欠かせないのが、社会現象となった名作『ひとつ屋根の下』だ。最高視聴率37.8%という金字塔を打ち立てたこの作品で、若き日の二人は視聴者の心に強烈な印象を刻みつけた。
当時、圧倒的なヴィジュアルとシンガーソングライターとしての才能で脚光を浴びていた福山雅治。一方でショートカットの爽やかな魅力と弾ける笑顔で時代を象徴するアイコンとなった内田有紀。二人が画面に並び立つだけで、カメラのフレーム全体が華やぎを帯びた。現場関係者が口を揃えるのは、当時から二人が持っていた圧倒的なプロ意識とオーラだ。若くしてトップに上り詰めたもの同士、共通する静かなプライドと敬意がそこには芽生えていた。