安田菜津紀は現在、自身が副代表を務める認定NPO法人「Dialogue for People(ダイアログフォーピープル / D4P)」を拠点に、国境や制度の狭間で声を上げられない人々の取材を精力的に続けています。従来の紙媒体やテレビ報道にとどまらず、公式YouTubeチャンネル、ポッドキャスト、独自のウェブマガジンを駆使した多面的な情報発信を展開しています。
取材現場は中東のシリアやイラク、東南アジアの貧困地域にとどまらず、日本国内の課題へも向けられています。とりわけ日本の出入国在留管理庁(入管)の施設収容問題や、日本で暮らす難民申請者・クルド人コミュニティの実態ルポは、現場に通い詰めた当事者への丹念な聞き取りによって構成されており、報道各社の単発取材とは一線を画す継続性が特徴です。
2026年の動向としても、法改正後の入管行政の実態調査や、被災地の記憶を継承する長期ドキュメンタリープロジェクトを主導。公の記者会見やシンポジウムへの登壇も多く、現場の映像と当事者の肉声を直接社会へ届けるメディア運営のフロントラインに立ち続けています。