実際に街の八百屋を日常的に利用している消費者の生の声からは、スーパーにはない圧倒的なメリットと同時に、留意すべきリアルなデメリットも浮かび上がってきます。
地域密着型青果店を長年利用する都内在住の30代共働き主婦は、その利用感を次のように語ります。
「最初は現金しか使えないことや、野菜に土がついていることに少し抵抗がありました。でも、店のおじさんに『今日のナスは煮浸しにすると最高だよ』と教えてもらったり、夕方に立ち寄ると『オマケで水菜持っていきな』と袋に入れてくれたりする。食費が月1万5000円近く浮いたこと以上に、食卓のレパートリーが豊かになった実感があります」
SNSや口コミコミュニティの声を総合すると、評価は以下のように二分されています。
- ポジティブな声:「スーパーで1本180円の大根が2本で150円だった」「店員におすすめの調理法を聞けるのが楽しい」「子供を連れて行くと果物を味見させてくれる温かさがある」
- ネガティブ・注意点の声:「電子マネーやクレジットカードが使えず現金必須」「値札が手書きで見づらい、あるいは日によって価格が大きく変わる」「パック底の野菜に傷みがある場合があるので自己責任で確認が必要」
大量生産・大量消費の均一なサービスに慣れた現代において、八百屋での買い物は「対話と目利きを楽しむコミュニケーション型の購買体験」といえます。