氷川きよしを巡って最も多く検索されているのが「性別の真相」です。結論から言えば、公式発表において戸籍上の性別変更や性別適合手術、性同一性障害の診断といった事実は公表されていません。生物学的な男性というルーツを持ちつつも、心のあり方やビジュアル、表現形態において男女の二元論を超えた「ジェンダーレス」のスタンスを貫いています。
2019年、40代を迎えたタイミングで彼はメディアのインタビューに対し、「男らしく生きてほしいという周囲の期待と、本当の自分との間に大きなギャップがあった」と告白しました。「男らしさ」「女らしさ」という固定観念に縛られることをやめ、「ひとりの人間・Kiinaとして生きる」と宣言したこのカミングアウトは、多くの人々に勇気を与えました。
世間が「性別はどちらなのか」とラベルを貼りたがるのに対し、本人は一貫して「氷川きよしというジャンル、Kiinaという存在」そのものを大切にしています。形だけの枠組みに自身を押し込めるのではなく、内面から湧き出る自然な美しさを体現しているのが現在の彼の姿です。