国土交通省が策定した人の死に関する告知ガイドラインから数年が経過した。事故死や孤独死の告知義務基準は明確化されたものの、ネット上の写真投稿に関する規制は依然としてグレーゾーンのままだ。法的な告知義務期間が過ぎた物件であっても、ネット上の写真が原因で実質的な心理的瑕疵が残り続けるケースが後を絶たない。
不動産業界関係者は「行政のルールは契約時の説明義務を縛るものだが、ネットの書き込みや写真の拡散まではコントロールできない」と頭を抱える。法規制の網の目をすり抜けるように、個人の興味本位で投稿される写真が、新たな不動産トラブルの火種になっている。