スマートスクール化の最大の受益者は、実は多忙を極めていた教員たちかもしれない。長年、日本の学校現場を圧迫してきた「アナログな事務作業」が、校務DXの本格化によって劇的に削ぎ落とされつつあるからだ。
これまで手作業で行われていた成績処理、出欠集計、保護者への連絡事項の配信がクラウド上で自動化された。これにより、先生方が本業である「授業準備」や「児童生徒と直接向き合う時間」を大幅に確保できるようになった。ゆとり生まれた現場でこそ、真のICT教育が花開く。単にデジタル機器を触らせるのではなく、思考力や表現力を育むための道具としてICTを使いこなす指導が、全国各地で定着し始めている。