ワノ国での死闘を終え、四皇として新たに君臨したルフィに提示された額面は30億ベリーだった。しかし、この更新には重大な違和感が残る。同時にワノ国で戦ったトラファルガー・ロー、ユースタス・キッドと同額に設定された点だ。カイドウを単独で打ち倒し、「太陽の神ニカ」として覚醒を果たしたルフィの脅威度は、明らかに他の二人を凌駕していたはずである。
ここには海軍本部および世界政府五老星による徹底した情報統制と隠蔽工作が働いていた。ルフィの手配書から「D」の名を消し去り、覚醒したニカの姿である手配写真を差し替えようと画策した政府の動きがそれを裏付けている。彼らにとってルフィの真の覚醒は世界を根底から揺るがす最大の禁忌であり、その脅威を世間に悟らせないために、意図的に30億ベリーという横並びの数字に抑え込んだという真相が浮かび上がってくる。