今回独占取材に応じたコーチは、トップレベルの実業団チームで第一線を走り抜いてきた元アスリートだ。彼が掲げるのは、子供たちの骨格や発育段階に応じた「フォームの最適化」である。
「我流で走っている小中学生の多くは、接地時に足が体の前に着きすぎてブレーキをかけてしまっています。これではいくら筋力をつけてもスピードに乗りません」とコーチは指摘する。指導ではハイスピードカメラを用いて走行動画を撮影し、コマ送りで自分の動きを確認させる。視覚的に納得させた上で、接地位置を重心の真下に寄せるドリルや、骨盤の引き上げを意識させる独自のトレーニングを実施している。
この練習法を導入した塾生からは、「今までと同じ力で走っているのに、前への推進力がまるで違う」との声が相次ぐ。保護者の評判も上々で、短期間で目に見える成果が出ることが信頼感につながっているようだ。