ゲームの成功に続き、テレビアニメーションの放映とトレーディングカードゲームの展開が作品の生命力を急速に補強した。画面の中のキャラクターが生き生きと動くアニメは、子供たちの想像力を刺激し、一気に大衆文化の主役に躍り出た。
この多様な展開を統括し、ブランドの価値を世界的規模でコントロールしているのが株式会社ポケモンだ。代表取締役社長の石原恒和を中心とするビジョナリーたちは、デジタルとリアルの境界線を巧みに消し去ってきた。作品世界を現実の街並みに投影する巧みなメディアミックス戦略が、横浜のような大規模なリアル体験空間を生み出す原動力となっている。