この作品を語る上で欠かせないのが、真矢の苛酷な支配に屈せず、仲間とともに成長していく主人公・神田和美を演じた志田未来の存在だ。
当時わずか12歳だった志田は、極限状態に追い込まれる少女の葛藤と純粋さを驚くべきリアリティで表現した。その圧倒的な演技力は一躍脚光を浴び、その後の『14才の母』での主演をはじめ、日本映画・ドラマ界を代表する実力派女優への道を開くことになる。30代を迎えた2026年現在も、志田は数々の話題作で深みのある演技を披露し続けており、幼少期から培われた圧倒的な表現力の原点にこの『女王の教室』があったことは疑いようもない。