大物プロ野球選手の息子といえば、同じく野球の道へ進むのが王道と思われがちです。実際、Mattさんも小学生時代は少年野球チームに所属し、投手や打者として非凡な才能を見せていました。しかし、中学進学を機に彼が選んだのは、野球ではなく吹奏楽部(サックス)でした。
周囲から「桑田の息子なのに野球をやらないのか」と心ない言葉をかけられることもあった中、父・桑田真澄氏の対応は一貫していました。「親の人生と子どもの人生は別物。自分の好きなことに情熱を注ぎなさい」と、息子の選択を全面的に支持したのです。
桑田真澄氏の教育方針の根底にあったのは、強制ではなく「自主性の尊重」でした。礼儀作法や他者への感謝といった人間性の基本は厳しく教え込みつつも、進路や表現方法に関しては一切口出しをせず、息子が選んだ音楽や美容の道を全力で応援し続けました。この絶対的な信頼と肯定感こそが、Mattさんの芯の強さを育てた原動力です。