公園のシンボルとして圧倒的な存在感を放っているのが、「見附橋(みつけばし)」だ。この橋の正体は、大正2年(1913年)に新宿の四谷見附に架けられた日本最古級のベルギー製鋼アーチ橋、「旧四谷見附橋」である。道路拡張に伴い解体される予定だった歴史的建造物が、1993年にこの地へ移築・復元された。
ネオ・バロック様式の装飾が施された欄干やクラシカルな街灯、重厚なアーチライン。新緑や紅葉の季節には、鏡のような池の水面にその優美な姿が映り込み、まるで欧州の絵画の中に迷い込んだかのような錯覚を覚える。建築ファンならずとも一見の価値があるスポットだ。