「放射能を浴びた人の画像」の真相とは?被曝記録と人体への影響を検証

「放射能を浴びた人の画像」の真相とは?被曝記録と人体への影響を検証

「放射能を浴びた人の画像」の真相とは?被曝記録と人体への影響を検証の背景について、最新情報を取りまとめてご紹介します。

フェイク画像が存在する一方で、過去の重大事故において高線量を直接浴びた作業員や消防士の治療記録は、医学界に極めて重い教訓を残しています。その代表例が、1999年の東海村臨界事故と1986年のチェルノブイリ原子力発電所事故です。

東海村臨界事故の現場で至近距離から中性子線を大量被曝した作業員(推定線量16〜20グレイ・当量)の治療では、東京大学医学部附属病院をはじめとする医療チームによる83日間にわたる懸命な救命処置が行われました。被曝治療の経過記録によると、当初は意識が明瞭で会話も可能でしたが、放射線によって染色体(DNA)が完全に破壊されていたため、新しい細胞を作り出す機能が失われていきました。

日数の経過とともに皮膚の再生が完全に止まり、粘着テープを剥がすだけで表皮が剥がれ落ちて体液が滲出する状態へと移行。さらに白血球が激減して免疫力を喪失し、消化管粘膜の脱落による大量下血など、全身の臓器が段階的に機能不全に陥っていきました。チェルノブイリ被曝記録においても、消火活動にあたった消防士たち(リクビダートル)が急性期に重度の放射線熱傷と多臓器不全を発症し、短期間で命を落とした克明な臨床データが残されています。

山下 哲也
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山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。