義母・亜希子を演じた綾瀬はるかと、娘・みゆきを演じた上白石萌歌のケミストリーは、本作最大の魅力です。元バリキャリアサシンのような几帳面さで娘に尽くす義母と、少し怠け者でお調子者だけれど義母を誰よりも敬愛する娘。この凸凹ながら温かい関係性は、現場における二人のコミュニケーションから自然と滲み出ていました。
撮影現場での綾瀬はるかは、座長として常に温かく周囲を包み込み、上白石萌歌に対しても本物の母親のように気さくに接していたといいます。二人は待ち時間に他愛のない会話で笑い合い、シリアスな場面では阿吽の呼吸で感情をぶつけ合いました。
特に話題を呼んだのが、みゆきが亜希子に感謝を伝える場面や、お互いの幸せを願って本音をぶつけ合うシーンです。上白石萌歌は後年のインタビューで「綾瀬さんの真っ直ぐな瞳を見つめていると、台本を超えて自然と涙が溢れてきた」と語っており、二人の間に生まれた本物の信頼関係が画面越しに視聴者の心を打つ名場面を生み出しました。