大手プロダクションのホリプロが手がける本格的な映像作品への参画は、彼のキャリアにおける決定的な転機となった。演技指導を担当したベテラン演出家も、「教えられた演技を自分のものとして咀嚼するスピードが尋常ではない」と絶賛する。型にはまらない自由さと、役の心情を鋭く捉えるセンスは天性のものだ。
一方で、TikTokやYouTubeといったデジタルプラットフォームで見せる表情は実に等身大でみずみずしい。15秒のショート動画で見せる鋭いリズム感から、長尺動画で見せる素朴な素顔まで、メディアの特性を巧みに使い分ける柔軟性がそこには同居している。