旅行者にとって最大の関門は、店頭に形成される容赦のない大行列だ。観光シーズンの週末ともなれば、炎天下や寒空の下で90分から120分待ちは日常茶飯事である。しかし、賢く立ち回れば、このロスタイムを劇的に削減することができる。現地取材と常連客へのヒアリングから導き出した「3つの回避ルート」を公開する。
第一のルートは「平日早朝7時のオープン直前を狙う」ことだ。多くの旅行者が動き出す前の午前6時40分前後に到着できれば、第一陣としてスムーズに入店できる可能性が極めて高い。朝の澄んだ空気のなかで味わう出来立ての重箱は、一日を始める活力としても申し分ない。
第二のルートは「15時30分から16時30分のアイドルタイム」である。昼食のピークが完全に引き、夕食の列が形成される前のわずかなエアポケット。この時間帯は比較的列が短くなり、スムーズに案内されるケースが多い。
そして、最も確実に時間を節約する究極の裏ワザが「テイクアウトの事前予約」だ。専用の弁当予約を活用すれば、指定した時間に並ぶことなく店頭で商品を受け取れる。晴れた日であれば、店舗のすぐ目の前にある天神中央公園の芝生や、那珂川沿いのベンチで出来立てのめんたい重を広げるのが通の楽しみ方だ。川面を眺めながら味わう極上の一杯は、店内の食事とはまた違った格別の旅の記憶をもたらしてくれる。