日本三大温泉はどこ?別府が入らない真相と草津・有馬・下呂の決定打

日本三大温泉はどこ?別府が入らない真相と草津・有馬・下呂の決定打

日本三大温泉はどこ?別府が入らない真相と草津・有馬・下呂の決定打について重要なポイントを解説いたします。専門家の見解をご覧ください。

日本三名泉が数百年間にわたり選ばれ続けた理由は、歴史的権威だけにとどまりません。地質学的・化学的に分析しても、草津・有馬・下呂の3つは、世界的に見ても極めて希少な泉質のスペクトラムを形成しています。

温泉地名主要泉質と科学的数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価草津温泉
(群馬県)・酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉
・pH1.7〜2.1(極めて強い酸性)
・湧出量:毎分32,300L以上(自噴)国内温泉の平均pHは6.5〜7.5の中性域が過半数雑菌を秒単位で死滅させる天然の殺菌力。皮膚疾患や慢性疲労への即効性に秀でるが、肌の弱い人は湯ただれに注意が必要。有馬温泉
(兵庫県)・金泉:含鉄-ナトリウム-塩化物強塩高温泉(海水比約1.5倍の塩分)
・銀泉:炭酸水素塩泉、放射能泉(ラドン泉)
・非火山性深層地下水(マントル起源)一般的な食塩泉の蒸発残留物は数千mg/kg程度火山の存在しない近畿地方で地下60kmのプレートから湧く奇跡の湯。抜群の保温・保湿力と冷え性改善力を誇る。下呂温泉
(岐阜県)・アルカリ性単純温泉
・pH9.0〜9.2(滑らかなアルカリ域)
・泉温:約55℃(集中管理システムによる安定供給)pH8.5以上で「アルカリ性」に分類古い角質を石鹸のように優しく洗い落とすクレンジング作用。刺激が極めて少なく、乳幼児から高齢者まで万人受けする滑らかさ。(参考)別府温泉
(大分県)・別府八湯(全10種類の掲示用泉質中7〜8種を保有)
・湧出量:毎分約83,000L(国内第1位)
・源泉数:2,800本超全国総湧出量の約1割を別府市1区で占有規模と泉質多様性では現代最強。江戸期の選定には漏れたものの、多目的湯めぐりにおける総合力は圧倒的。

このようにデータを対比させると、林羅山たちが直感と経験則で選び取った3拠点が、偶然にも「強酸性の草津」「超濃厚塩分・複合泉の有馬」「高アルカリ美肌湯の下呂」という、化学的に正反対の頂点に君臨するポートフォリオであったことが証明されます。

田中 結衣
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田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。