血糖値が上がるとどうなる?食後の眠気や渇きに潜むサインと最新予防策

血糖値が上がるとどうなる?食後の眠気や渇きに潜むサインと最新予防策

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食事から摂取された炭水化物などの糖質は、消化管でブドウ糖へと分解され、小腸から吸収されて血液中へ送り出される。このとき血液中に溶け込んだブドウ糖の濃度が「血糖値」だ。通常であれば、すい臓から分泌されるホルモンであるインスリンの働きにより、糖は筋肉や肝臓へ速やかに取り込まれ、活動のエネルギー源として蓄えられる。しかし、処理能力を超える過剰な糖が一気に流れ込んだり、インスリンの分泌機能が低下していたりすると、血中には余剰な糖が溢れ返る。

この過程で多くの人が経験するのが、食後に猛烈な眠気が出る理由として知られる生理現象だ。高GI食品(白米、ラーメン、菓子パンなど)を一気に口にすると、血糖値は短時間で垂直立ち上がりのように跳ね上がる。人体はこの異常事態を察知し、血糖値を下げようとすい臓からインスリンを大量に放出する。だが、この防衛反応が過剰に働くと、今度は食後1〜2時間後に血糖値が急降下し、いわゆる「機能性低血糖」に陥ってしまう。脳の主要なエネルギー源であるブドウ糖が急激に枯渇するため、脳は活動維持が困難になり、激しい居眠りや集中力低下、だるさを引き起こすのだ。

さらに高血糖状態が慢性化すると現れるのが、異常な喉の渇きと多尿の原因となる生体反応である。血液中のブドウ糖濃度が腎臓の再吸収能力(一般に160〜180mg/dL程度)を超えると、溢れた糖が尿中へ漏れ出る。糖には強い浸透圧があるため、周囲の水分を巻き込んで大量の尿を作り出してしまう。これが「多尿」の仕組みだ。体内から大量の水分が失われた結果、脱水状態に陥り、脳の口渇中枢が強く刺激されて「どれだけ水を飲んでも喉の渇きが癒えない」という切迫した口渇感へとつながる。

山田 真由
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山田 真由

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