このブームの歴史的文脈を語る上で欠かせないのが、かつて日本のものづくり精神を世界に知らしめた電機メーカーの存在だ。ウォークマンを生み出したソニーグループ株式会社や、記憶メディアの金字塔である「URシリーズ」を製造してきたマクセル株式会社のデザインアーカイブが、公式ライセンスのもとで続々とミニチュアキーホルダー化されている。
A面・B面の切り替え表示、磁気テープの巻き取りハブ、テープ残量を示す目盛りに至るまで、当時の設計図面をもとにミリ単位で再現。往年のオーディオファンにとっては涙が出るほど懐かしく、若い世代にとっては洗練されたインダストリアルデザインとして機能している。