仕掛けられる側と探す側。このシンプル極まりない攻防に、徹底したルール設計が加わることで極上の緊張感が生まれる。挑戦者となるタレント陣は、制限時間内に生徒たちに見つかることなく隠れ切らなければならない。だが、単に物陰に隠れるだけでは数分も持たない。探索者の数は数百人から数千人に及ぶためだ。
勝利のカギを握るのは、美術スタッフが数日かけて施工する「擬態」の完成度だ。図書室の本棚のダミー、体育館のマットの内部、あるいは校庭の植木鉢に至るまで、背景と完全に同化する特殊造形が施される。隠れるタレント側にも、息をひそめ、わずかな体の揺れさえ抑え込む強靭なメンタルと体力が求められる。一瞬の呼吸の乱れや汗の滑落すら敗北に直結する、まさに極限状態の心理戦なのだ。