本作を伝説たらしめている最大の要素は、キャスト陣の鬼気迫る演舞だ。主人公のリカを演じた菅野美穂は、当時まだ十代半ばでありながら、母の愛を得られない苦悩と自己嫌悪に身をよじる少女を見事に演じきり、女優としての評価を決定づけた。
そして、娘を愛せない母親・ゆりこ役を務めた田中好子の存在感も圧巻だった。キャンディーズ時代のアイドル像を完璧に払拭し、我が子に生理的拒絶反応を抱いてしまう狂気と哀愁を渾身の演技で体現した。二人がぶつかり合う静かな愛憎劇は、見終わった後も観客の胸に深く重い余韻を残す。
本作を伝説たらしめている最大の要素は、キャスト陣の鬼気迫る演舞だ。主人公のリカを演じた菅野美穂は、当時まだ十代半ばでありながら、母の愛を得られない苦悩と自己嫌悪に身をよじる少女を見事に演じきり、女優としての評価を決定づけた。
そして、娘を愛せない母親・ゆりこ役を務めた田中好子の存在感も圧巻だった。キャンディーズ時代のアイドル像を完璧に払拭し、我が子に生理的拒絶反応を抱いてしまう狂気と哀愁を渾身の演技で体現した。二人がぶつかり合う静かな愛憎劇は、見終わった後も観客の胸に深く重い余韻を残す。