今回の取材を通じて浮き彫りになったのは、既婚男性・女性参加者がイベントに求める目的の変化だ。行きずりの関係を目的とした出会いではなく、お互いの家庭を最優先に尊重しながら、悩みや趣味を共有できる精神的な支え、すなわち「セカンドパートナー」を求める傾向が強まっている。
「家では『パパ』『ママ』という役割を求められ、個人としての自分が消えていく感覚があった」。ある参加者はそう打ち明ける。家庭を壊したいわけではない。だが、日常の閉塞感から解放され、対等に愚痴を言い合える存在がいることで、かえって家庭生活のバランスが保たれるという側面もある。既婚者サークルは、現代人が抱える孤立感を癒やすサードプレイスとしての機能を果たしている。