歴史ファンを魅了してやまないのが、突然の急死にまつわる歴史上の人物の死因の謎です。
越後の龍と恐れられた上杉謙信の死因は長年「脳卒中(脳溢血)」とされてきましたが、当時の食事記録(極端な塩分過多と大酒飲み)や発症時の急激な腹痛の記録から、近年では重度の大腸がんや急性心筋梗塞の合併症だったという医学的見解が示されています。また、南米ペルーを征服したインカ帝国の皇帝や、若くして世を去った幕末の天才剣士・沖田総司の結核闘病の記録など、病理学と文献のクロス検証によって最期の瞬間がリアルに解明されつつあります。
さらに、彼らの血脈が途絶えることなく現在に息づいている歴史上の人物の家系図と現在の子孫を巡る話題も尽きません。徳川宗家は第19代当主・徳川家広氏が徳川記念財団の理事長などを務め、織田信長の子孫にはフィギュアスケート選手として知られる織田信成氏がいます。坂本龍馬の家系も北海道や高知に分家が続き、現代の各界で活躍しています。何百年という時を経てなお、DNAと誇りが受け継がれている事実は、歴史が地続きの現実であることを教えてくれます。