このニュースに、安徳天皇を祀る下関市の赤間神宮や地元の観光関係者は沸き立っている。赤間神宮の境内には、幼くして命を落とした安徳天皇の御陵があり、毎年「先帝祭」が執り行われるなど、今も平家の哀史が息づく街だ。
地元の歴史研究家は「もし剣の一部でも発見されれば、壇ノ浦の歴史が単なる伝説ではなく、地続きの現実として立ち上がってくる」と興奮を隠さない。一方で、宮内庁や文化庁との調整など、皇室ゆかりの遺物を扱う上での手続きは慎重を極めるため、不用意な立ち入りや違法な引き揚げ行為を防ぐための警戒態勢も敷かれ始めている。