キムヨナの現在とスケートの真実|浅田真央との絆から引退理由まで

キムヨナの現在とスケートの真実|浅田真央との絆から引退理由まで

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キムヨナのフィギュアスケート経歴を振り返る上で欠かせないのが、観客を魅了した歴代プログラムの使用曲と、2つのオリンピックで見せた伝説的な滑りです。

2008-2009シーズンのショートプログラム(SP)『死の舞踏』で世界に衝撃を与えた彼女は、翌2009-2010シーズンのバンクーバー五輪でキャリアの絶頂を迎えます。SP『007メドレー』で見せた艶やかで隙のないスパイアクション、そしてフリースケーティング(FS)『ピアノ協奏曲ヘ長調(ガーシュウィン)』で見せた流麗かつ力強いスケーティングは、当時の世界歴代最高得点となる合計228.56点を叩き出し、韓国フィギュア史上初となる金メダルを獲得しました。

大会・シーズン使用プログラム曲(SP / FS)獲得スコア・結果演技の特徴と歴史的評価2009-2010
バンクーバー五輪
SP: 007メドレー
FS: ピアノ協奏曲ヘ長調228.56点(金メダル)
※当時の世界最高得点技術点・構成点ともに完璧な出来栄え。フィギュア史に残る伝説的ノーミス演技。2012-2013
世界選手権
SP: 吸血鬼の接吻
FS: レ・ミゼラブル218.31点(優勝)
2位に20点以上の大差休養からの完全復活劇。重厚なミュージカルの世界観を圧巻の表現力で具現化。2013-2014
ソチ五輪
SP: 悲しみのクラウン
FS: アディオス・ノニーノ219.11点(銀メダル)
金のアデリナ・ソトニコワと5.48点差集大成となるノーミス演技。地元ロシア勢との採点基準を巡り国際的論争が勃発。

一方、現役最後の舞台となった2014年ソチオリンピックでは、SP・FSともに完璧な滑りを披露したものの、ロシアのアデリナ・ソトニコワに次ぐ銀メダルとなりました。このソチオリンピックの採点を巡っては、開催国への過度な加点疑惑やジャッジ構成の不透明さが国際メディアや専門家の間で激しく議論され、200万人を超える署名活動に発展するなど異例の事態となりました。しかし、本人は試合後の会見で取り乱すことなく「全力を尽くした演技ができたので悔いはありません。終わってホッとしています」と気品ある態度を貫き、その人間性も高く称賛されました。

山下 哲也
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山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。