つじ田の真髄を味わうためには、サイドメニューの選び方や卓上調味料の活用順序を押さえておくことが欠かせません。ここでは、現場取材とファンの実食データから導き出された「黄金の食べ方」を解説します。
1. 京都祇園の銘香「原了郭 黒七味」と黒胡椒の使い分け
つじ田のカウンターに鎮座する木筒に入った原了郭の黒七味は、創業元禄十六年の歴史を誇る京都の老舗が手がける逸品です。白ごま、唐辛子、山椒、青のり、けしの実、黒ごま、おの実を独自の比率で揉み込んだ黒七味は、一般的な七味とは一線を画す奥深い焙煎香とピリッとした山椒の刺激を持っています。
ラーメンを食す際は、まず最初の3分の1は何も加えずにスープと麺のオリジナルの旨味を堪能します。中盤に差し掛かったところで、麺の上に直接黒七味を振りかける(スープに溶かさず麺に絡める)ことで、すするたびに鮮烈な香りが鼻腔を抜け、濃厚な豚骨魚介の輪郭がさらに際立ちます。また、卓上の黒胡椒をひと振りすると、動物系スープのコクが引き締まり、洋風のパンチが加わります。
2. つけ麺における「すだち」とスープ割りの作法
つけ麺を注文した場合は、つじ田が提唱する「流儀」に従うのが鉄則です。全体の3分の1を食べ終えた段階で、添えられたすだちを麺全体に搾り、よく和えます。すだちのクエン酸と爽やかな柑橘香が太麺をコーティングし、濃厚スープに清涼感を与えます。
そして完食後は、スタッフに「スープ割りをお願いします」と声をかけます。残ったつけ汁に熱々の魚介出汁が注がれ、ネギや柚子の風味が追加されることで、極上の魚介スープとして最後の一滴まで美味しくいただくことができます。
3. マストで頼みたい「チャーシューご飯」の破壊力
つじ田のおすすめメニューとして外せないのが、サイドの「チャーシューご飯」です。香ばしく炙られたブロック状のチャーシューに特製甘辛ダレとネギが乗り、濃厚なラーメンスープとの相性は抜群です。ラーメンの麺を食べ終えた後、残ったスープをレンゲで2〜3杯かけて雑炊風にして食べるスタイルは、多くのファンが実践する裏ワザです。