この一大プロジェクトの背後には、長年にわたり日本の玩具市場を牽引してきた「株式会社エポック社」の緻密な戦略が存在する。代表取締役社長の前田道裕氏は、単なるモノ売りから「体験の提供」へとシフトする時代の変化をいち早く捉えていた。伝統的な玩具業界が直面する少子化という課題に対し、現実の空間でキャラクターと触れ合える場を創出することが、ブランド価値の持続的向上につながると見抜いたのだ。
テーマパーク・レジャー産業との融合は、まさにその解答の一つである。IP(知的財産)を軸としたファミリーエンターテインメントの構築は、既存のファン層を固めるだけでなく、親から子へと3世代にわたる顧客エンゲージメントを強化する強固な基盤となっている。