連日長蛇の列をつくる話題のレストランが、テイクアウト限定で提供する特別メニューをご存じだろうか。店内飲食では数か月待ちという格式高い和食店が仕込む「黒毛和牛の特選重」や、炭火の香ばしさを閉じ込めた洋食屋の「限定ハンバーグ弁当」など、持ち帰りだからこそ実現した贅沢な品々が食通たちを唸らせている。こうした商品は、開店と同時に売り切れることも珍しくない。
一方で、路地裏にひっそりと店を構える隠れた名店の存在も見逃せない。大通りの喧騒から離れた穴場店が提供するお弁当は、仕込みに妥協がない。地元産の旬の野菜をふんだんに使い、出汁の効いた優しい味わいがぎゅっと詰まった重箱は、知る人ぞ知る極上の逸品だ。大手グルメサイトの『食べログ』で高評価を獲得する店舗だけでなく、『ミシュランガイド』のビブグルマンに掲載された実力派フレンチが手がける持ち帰り専用品など、選択肢の幅はかつてないほど広がっている。