長年ネット掲示板やSNSで議論の的となってきたのが、「ゴチの自腹は本当に本人が払っているのか」「演出上の見せ金ではないのか」というやらせ疑惑です。しかし、過去に出演した複数のタレントによる自著やインタビューでの生々しい証言、番組制作関係者への取材から、支払いは完全なるガチの自腹であることが裏付けられています。
ここで多くの人が誤解している盲点が、税務上の取り扱いです。「番組の演出費として領収書を切れば経費で落ちるのではないか」という疑問に対し、税理士やメディア法務の専門家は極めてシビアな見解を示しています。ゴチの自腹金は、ゲームの敗者がペナルティとして支払う性質を持つため、個人の業務委託における「必要経費」として税務署に認められるハードルは極めて高いとされています。タレントたちは手取りの報酬から、自らの現金で数百万円単位のリスクを背負って勝負に挑んでいるのが現実です。
また、収録現場には常に「日本円の現金束」を持参することが義務付けられており、ATMで直前に数十万円を引き出すタレントの緊迫感は、バラエティの枠を超えたドキュメンタリーの側面を帯びています。