上沼恵美子が関西の視聴率女王として長く君臨する中で、代表番組となったのが関西テレビの『快傑えみちゃんねる』や、長年全国の昼を彩った『上沼恵美子のおしゃべりクッキング』だ。ピン芸人・MCとして多忙を極める上沼を、陰で精神的に支え続けたのが他ならぬ姉の存在だったという。
どんなにテレビで毒舌を振るい、強いタレント像を演じていても、楽屋を出れば一人の妹に戻る。仕事の重圧や人間関係の悩みを唯一素直に吐露できる相手が姉だった。百々和子さんは、メディアの表側に出ることはなくとも、妹の苦悩にじっと耳を傾け、変わらぬ温かさで包み込み続けた。怪物番組の裏には、表舞台に出ない姉という絶対的な安全基地が存在していたのだ。