暖房費の節約において、コストパフォーマンスの高さは圧倒的だ。一般的なセラミックファンヒーターを1時間使用すると約20〜30円の電気代がかかるのに対し、熱を蓄えるタイプの製品なら1回の充電にかかるコストは約2.5円程度に収まる。この驚異的な低コストこそが、空前のブームを支える最大の推進力だ。
急速な需要拡大を受け、家電・生活必需品産業の各メーカーも開発に力を注ぐ。なかでも内部の液体を電気で加熱する蓄熱式湯たんぽは、就寝時の布団内であれば7〜8時間ほど温かさを維持する。エアコンの設定温度を下げてこの暖房具を併用すれば、月単位の電気代削減効果は数千円規模に及ぶ計算だ。