美味しさの根底にあるのは、驚くほど徹底されたトレーサビリティである。中南米やアフリカの標高1,800メートルを超える希少な小規模農園と直接パートナーシップを結び、適正な価格で豆を買い付ける。単なるフェアトレードの枠組みにとどまらず、農園のインフラ整備や土壌改善への投資まで踏み込んでいるのが最大の特徴だ。
各店舗のカウンターに設置されたデジタルカードにスマートフォンをかざすと、手元にある豆がいつ、どの農園の誰によって収穫され、どのような経路で運ばれてきたかが瞬時に可視化される。一杯のカップに凝縮されたストーリーを理解しながら味わう体験は、環境意識の高いミレニアル世代やZ世代の心を深く掴んでいる。