世界屈指の透明度を誇り、「ケラマブルー」と称えられる海を擁するのが慶良間諸島国立公園だ。この貴重な生態系を未来へ引き継ぐため、現地では環境省のガイドラインに基づいた厳格な保全策が講じられている。サンゴ礁を保護するためのアンカー固定規制や、保全地域の立ち入り制限など、自然を守りながら楽しむためのルールが定着してきた。
こうした取り組みの中で進化を遂げているのが、環境負荷に配慮したマリンアクティビティである。動力を使わないスタンドアップパドルボード(SUP)や、サンゴに優しい日焼け止めの使用を義務付けたシュノーケリングツアーなど、持続可能なマリンレジャーが旅行者の心を掴んでいる。生態系への敬意を払いながらクリアな海と一体になる体験は、旅の満足度を一段と引き上げてくれる。