連載当時の制作舞台裏において、しげの秀一がなぜ高橋啓介の愛機としてFD3Sを選んだのか。そこには作画上の美意識と、マシンに対する深い敬意が隠されていたという。
流麗なコークボトルラインを持つ車体デザインは、漫画の紙面上でも圧倒的な「躍動感」を表現するのに最適であった。官能的なエンジン音、薄くシャープなフロントノーズ、そして夜の峠に浮かび上がる流線型のシルエット。ハチロクという武骨な直線基調のマシンに対し、対極に位置する芸術品のようなピュアスポーツとしてFD3Sは配置されたのだ。
時代がEV(電気自動車)へと移り変わろうとも、高橋啓介とFD3Sが魅せたロータリーの咆哮は色褪せない。峠の闇を切り裂くイエローの疾風は、今もファンの胸の中で最高のスピードで走り続けている。 (出典: 頭 文字 d rx 7(Yahoo!ニュース))
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