SNSで見かけるフィットネスアカウントは、常に「昨日の自分を超えろ」と追いかけてくる。だが、なんJの住人たちは違う。「腕立て3回やった」という書き込みに対して、「偉すぎる」「明日は休め」といった脱力感のあるレスが返ってくるのが日常茶飯事だ。
この過度な期待をかけない空気感が、現代の若者にとってのセーフティネットになっている。自己責任論が蔓延する社会において、ここでは「現状維持」や「少しだけの努力」が全肯定される。ストイックさを強要しないからこそ、結果的に長続きする。皮肉にも、最も意識の低いコミュニティが、最も継続率の高い筋トレ習慣を生み出しているのだ。