一転して追いつめられたのは、当初は被害者の帰りを待つ悲痛な親心を語っていた父親だった。連日の任意聴取に対し、当初は曖昧な主張を繰り返していたものの、客観証拠を突きつけられると次第に供述を二転三転させたという。
捜査関係者によると、被疑者となった父親はついに自らの関与を認める趣旨の供述を始めた。犯行当時の状況や事後の行動について徐々に口を開き始めており、警察は詳細な犯行様態の特定に全力を挙げている。
「まさかあの父親が……」。近隣住民は声を詰まらせる。日常的に接していた人物が被疑者として捜査線上に浮上したという現実に、地域社会が受けた心理的ショックは図り知れない。