しかし、この歪なバランスが常に安定しているわけではない。最初は「癒やし」だった関係も、時間が経つにつれて徐々に歪みが生じ始める。最も多いのが、男性側の自尊心の低下だ。いくら本人が納得していても、社会的な目線や友人との比較の中で、「働いていない自分」に対するコンプレックスが肥大化していく。
結果として、かつての優しさは影を潜め、女性を精神的に支配しようとするモラハラ化や、隠れて借金を重ねるといったトラブルに発展するケースも少なくない。養う側の女性も、仕事のストレスが限界に達した時、「誰のおかげで生活できていると思っているのか」という禁句を口にしてしまい、関係が一気に崩壊へと向かう。