1947年、英国の裕福な上流階級の家庭に生まれたカミラ・シャンド。彼女の幼少期から思春期にかけての環境は、伝統的なカントリーライフと洗練された都市生活の見事な融合だった。サセックスの豊かな自然の中で育ち、乗馬と庭いじりを愛した彼女は、社交界デビューを果たすとすぐに注目の的となった。
スイスのフィニッシングスクールやパリでの語学留学を経て培われた高い教養と、威張らない自然体の立ち振る舞いは、当時の階級社会の中でもひときわ異彩を放っていた。決して大袈裟に飾ることはないが、会話の引き出しが実に豊富で、誰に対しても分け隔てなく接するフレンドリーな性格が、若き日の彼女の真骨頂だったのだ。