ブリジット夫人は1953年4月13日、アミアンで6人兄弟の末っ子として生まれました。旧姓はブリジット・トロニョ(Brigitte Trogneux)。実家のトロニョ家は、1872年創業の有名菓子店「ジャン・トロニョ」を営む名門一族で、アミアン名物のマカロンや上質なチョコレートで広く知られる裕福なブルジョワ家庭でした。
若い頃から教養豊かで文学を愛した彼女は、高等教育を修めて文学修士号を取得。1974年、21歳のときに銀行員のアンドレ=ルイ・オジエール氏と結婚し、ストラスブールやアミアンで教鞭を執りながら穏やかな家庭生活を送っていました。当時の教え子たちによると、彼女は非常に情熱的で生徒一人ひとりの個性を尊重するカリスマ教師として慕われていたといいます。
マクロン氏の政界進出に伴い、夫人は2015年に教職を退職。夫のスピーチ原稿の推敲や政策のアドバイザーとして陰で支え続け、2017年に夫が史上最年少の39歳でフランス大統領に就任すると同時に、大統領夫人としての公務に身を投じました。