シングル『狭心症』は、2011年2月9日にリリースされました。前作『DADA』からわずか1か月足らずという短いインターバルで発表された本作は、直後の3月にリリースを控えていた6thアルバム『絶体絶命』の先行シングルとしての役割を担っていました。
当時のRADWIMPSは、言葉遊びと圧倒的なグルーヴでチャートを席巻した『DADA』に続き、より深く人間の精神世界や命の根源に迫るモードへとシフトしていました。その象徴となった『狭心症』は、ダークで重厚なオルタナティブ・ロックの質感と、張り詰めたストリングスが交錯するドラマティックな構成で、バンドの表現力が極限に達したことを証明した1曲です。
シングル盤には表題曲に加え、カップリングとして『寿限無』を収録。生と死、存在の重みをまったく異なるアプローチで描いた2曲が揃ったことで、シングル単体としても非常に密度の高い作品に仕上がっています。