事件の一報が駆け巡ったのは、台東区千束4丁目に位置する吉原の個室付き浴場(ソープランド)店舗内から寄せられた「個室内で女性従業員が刺された」という110番通報でした。吉原殺人事件のニュース速報が流れると、現場周辺は規制線が張られ、多数のパトカーと救急車が集結して物々しい警戒態勢が敷かれました。
捜査関係者の発表や裁判資料によると、事件当日の吉原殺人事件の経緯まとめは以下の通りです。犯人は通常の客を装って予約を入れ、店舗を訪れました。案内された個室内で被害者である女性従業員と二人きりになった直後、あらかじめ鞄に忍ばせていた凶器を取り出し、突如として襲撃におよびました。女性の悲鳴を聞きつけた店舗スタッフが駆けつけたものの、個室の防音性や構造上の死角もあり、犯行を即座に制圧することは困難を極めました。
犯人は現場で駆けつけた警察官に取り押さえられるか、もしくは直後に身柄を確保され、殺人未遂(のちに殺人罪へ切り替え)の現行犯で逮捕されました。現場となった店舗は吉原でも知られる老舗・人気店の一角であり、密室内でのセキュリティ対策や非常通報装置のあり方に大きな一石を投じる事態となりました。